1. EPSとは
EPSとは Earnings Per Share(1株あたり純利益)の略で、会社が1年で稼いだ利益を、株式の枚数で割った値です。読み方は「イーピーエス」。「1株あたり、いくら利益を生み出したか」を表します。
会社の利益を1枚のピザだと考えてください。このピザを、株主全員(=株式の枚数分)で分け合います。EPSは「1株あたり、ピザを何切れもらえるか」にあたります。
ピザ(利益)が大きくなるほど1人分の取り分(EPS)は増えます。会社が成長して利益が増えれば、株主一人ひとりの取り分も自然と大きくなる、というわけです。
例)純利益10億円 ÷ 1000万株 = EPS 100円
例)引用元:https://www.pawagori.tech/
2. EPSが伸びる企業の強さ
上のグラフのように、EPSが継続的に成長する企業の株価は長期で上昇する傾向があります。売上が伸びても費用が増えてEPSが伸びない企業と、売上・利益率ともに改善しEPSが加速する企業では、株価の推移に大きな差が生まれます。
- 📈 売上の継続的成長:市場拡大・シェア拡大・新製品投入
- 💡 利益率の改善:規模の経済・固定費削減・価格決定力
- 🔄 自社株買い:株式数を減らすことでEPSが増加(後述)
- 📊 税効率の向上:実効税率の低下もEPS増加に寄与
3. 自社株買いとEPSの関係
会社が自分の株を買い戻す「自社株買い」を行うと、市場に出回る株式の枚数が減ります。すると利益(ピザ)の大きさが同じでも、分け合う人数が減るので1株あたりの取り分(EPS)が増えるのです。8切れのピザを4人で分ければ2切れずつですが、3人になれば約2.7切れに増えるのと同じ理屈です。
これが「自社株買い=株主への還元・株価の押し上げ要因」とされる理由の一つです。米国の大型テック企業(Apple など)は、巨額の自社株買いでEPSを継続的に引き上げてきました。※自社株買いの詳しい仕組みは⑲の記事で解説します。
4. まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 定義 | 当期純利益 ÷ 発行済株式数 |
| 株価との関係 | 長期的にEPS成長が株価を押し上げる主要因 |
| PERとの関係 | 株価 = PER × EPS(株価の分解公式) |
| 注目点 | EPS成長率・自社株買いによるEPS底上げ |
【営業利益率とは?】本業の稼ぐ力・業界比較を初心者向けに解説|⑧
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【株価指標まとめ】初心者がまず覚えるべき10指標ランキング|優先度付きで徹底解説
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